海の日があった三連休、土曜日はジュニオケの一日練習でした。
そして日曜日は21期生はお休みで、祝日の月曜日には21期生も含めて午前練がありました。中には3日間とも練習に出ている団員もいたかと思います。
練習表を見ながらふと思うのです、三連休出ずっぱりの講師の先生は家庭での用事は無いのだろうか？と…。
まぁそれはともかく、子供たちはとてもよく頑張りました。9時から16時まで、途中のお昼休憩は40分くらい。ハルもユキも、学校外での活動でこんなに長く練習をしたのは初めてなんじゃないかな。小学生は慣れるまで結構大変だと思います。
私が吹奏楽部にいた頃は土曜日が一日練でしたけど、確か9時〜15時でお昼休憩は1時間だったような。それより長いのでビックリしました。
この日は、まず基礎練習を管楽器全員でやりました。チューニングは必ずオーボエのパートリーダーに合わせます。オーボエはとても繊細な楽器だから、他の楽器がオーボエに合わせるのは常識みたいですね、私は知らなかったけど。このチューニングの基準をいつの日かユキが努めることになるのかしらと遠い未来に思いを馳せながら眺めていました。あと、チューニングって一人ずつ音を出していくから、自分の番が近づいてくると妙に緊張したのを思い出します。懐かしい。今では、我が子の番が来ると緊張します。
スケール、ロングトーン、タンギングの基礎練習の後は、「主よ」の合奏練習を行いました。さすがに練習を重ねただけあって、簡単な旋律ですしユキも付いていけるようになりました。
今週末、いよいよ弦楽器も合わせてオーケストラでの「主よ」の初合奏になります。どうやらそれは新入団員にとって記念すべき日になるらしく、21期生のオーケストラデビューという事になるんだそう。指揮者も、管楽器の講師ではなくオーケストラの音楽監督が務めるそうで、しかも先生たちの中で一番厳しいんだとか…。はー、怖い。我が子が怒られるのは見たくないから代わってあげたい。いや、嘘です、私は怒られたくないから代わりたくもありません。でもまさか、新入団員に対してそうそう厳しいことは言わないでしょう…。
基礎練習の後は、先輩たちと別れて管楽器の21期生たちだけで練習をしました。
3人の講師の先生が代わる代わる指導に来てくれたのですが、前半のクロダ先生とサカイ先生は今まで何度か指導を受けている先生でとても優しくて面白く、ハルもユキも楽しく練習させて貰いました。
しかし、最後の一人の先生は、普段合奏練習の時に先輩たちの指導をしている方。21期生たちには馴染みが薄く、直接指導を受けたのはこの日が初めてでした。マルタ先生という方で、比較的せっかちで少しだけ言い方がキツいのです。小さい子向けの言い方ではなく、多分中高生の部活指導でちょうど良いくらいの。
この日は、まず合奏練習が始まる前の21期生たちの姿勢から注意を受けました。練習場所に付いたら最初に自分たちで机を動かしスペース確保、そして座ったらボケッとしてないでまずは自分で必ずロングトーン練習、これは私も覚えておかなくては…。
ハルは全然何でも無くマルタ先生の指導を受け、指示された事がちゃんと出来るタイプなので問題はないのですが、指示の理解がワンテンポツーテンポ遅いユキは……。案の定、一人だけ何度も何度もやり直しさせられ、それでも出来なくて注意というか指導を受け、やはり泣いてしまいました。
泣いてもそこには一切関知しないマルタ先生、ひたすらに指導が続きます。はぁ、胸が痛む…。
午前終わりのミーティングもマルタ先生は「21期生は出なくていいから、練習を続けるぞ」と言い、休憩時間に食い込んでの練習。厳しい。でも、マルタ先生は音楽監督よりは優しい先生らしい。ユキが堪えられるかちょっと不安になってきました。
午後練習はクロダ先生による指導、優しくて面白い先生なのですが、ユキは疲れきってしまっていたので少しロビーのソファーで休憩させました。
途中、心配してくれた先輩の女の子たちが優しい言葉を掛けに来てくれて、私がホロリ…。「焦ること無いよ、自分のペースで大丈夫。私も1年目は全然出来なかったよ」と。
そうそう、焦ることはないのです。木管楽器のハナ先生も言っていました。「オーボエは特殊で難しい楽器だから、初めて2〜3年は戦力になることは全く期待してないんだ。少しずつ楽器に慣れていって貰えればいいよ」
その認識を、ジュニオケ講師陣と音楽監督の共通認識として持っていてくれてれば助かりますが、そんな事は無いだろーなー。でも、許可を頂いて休憩させることは全然大丈夫そうなので、今後もユキの様子を見て休憩させながらゆっくり頑張って貰おうと思います。
ちなみに、初めての一日練習を終えたハル、「すっげー楽しかった！！俺、毎回一日練がいい！！」。
冗談じゃないよ…お弁当作って一日付き添う親の身にもなってくれ……
