10/21㈯、午前中はジュニオケ練習だったので、ハルとユキを連れて行ってきました。
この日は管楽器と弦楽器は練習場所が別れており、管楽器の参加人数はいつもよりかなり少なく、しかもちらほら運動会・体育祭疲れの様子が見られました。
でもね……、オケの練習に来た以上は、あまり大っぴらに「私今日全然やる気なーい！練習も全然してこなかった！」と口にするのは良くないかもしれません…。
いや、気持ちは分かりますよ。そう言ってた団員はハルとユキと同じ小学校の子、応援団員をやってたから、もう運動会で精根尽き果てたのでしょう。
ただ、彼女が「私、今日は来ただけだから！練習する気ない！」と口にしたことで、何となく周りの皆の雰囲気も…ちょっとそういうムードに流れちゃったというか…。
結果、講師のクロダ先生が不機嫌MAXになってしまい、指導が大変厳しく…というか怖くなり、泣いてしまった子もいました。何と言うか、見ていられませんでした。
どんなに疲れていても、参加する以上は「頑張るぞ！」って気持ちでいてくれたら良いんですけどね。それか、思い切ってお休みして充電するか。
やる気満々で来ている団員だって確かにいるのですから、水を差すようなことを大声で言って欲しくは無いかな…。私が親なら、子供がそんなふうに言ってたら思わず嗜めてしまうかも。
最近なんとなーく…なんとなーくですが……
自主練も合奏練も頑張れる練習熱心な子、というか親子と、市のサークルなんだしゆるく音楽を楽しめればOK、な親子とで、温度差を感じるような気がしています。
我が家は、なんだかんだ言って私が毎週末練習に付き添っているのと、ハルがジュニオケを愛しているために練習参加率が異様に高いので、熱心な親子と思われていそう。
しかし、熱心なのはハルだけです。ユキはどちらかと言えばゆるく楽しく長い目で、って私は思っているし、本人もそれほど練習に積極的ではありません。兄妹で両極端だなーと思います。
そして熱心なハルは、やはり上手い。情熱は上達への近道なのでしょうか。不機嫌なクロダ先生も、ハルのことは褒めて下さっていました。
「ハル、マイスタージンガーかなり上手くなったな！驚いたよ」
ハルは週末の合奏練のたびに上達している気がします。
あと、ハッピークリスマス、先々週ユキが酷かったので、さすがに私も危機感を感じて家で猛練習させました（あれ、もしかして私、熱心な親…？）。
この日はオーボエのパートリーダーのアイさんは早退したため、ユキは頑張らないといけません。練習の甲斐あって、だいぶマシにはなったかも……。良かった、練習させといて…とホッとしていたら、クロダ先生がユキの隣にいたオーボエの先輩に鋭く注意を。
「音が半音違う！そこのレはナチュラルじゃない、フラットだろ！レのフラット、分からない？ユキ、教えてあげて」と、ユキから先輩に音と運指を教える場面がありました。皆の前だし、新入団員に教わるなんて嫌だっただろうな…。先生は敢えてプライドを傷つけるような指導をしたのかもしれませんが、なんだかちょっと見ていられませんでした。
先生方はやたら練習と、全体的なレベルアップを求めてきます。でも、コロナ禍でゆるめだった雰囲気に慣れてしまった団員の中には、レベルアップよりゆるいまま行きたい子たちもたくさんいて、そこらへんの意識が今後揃ってくるのか……。これからどうなっていくのかなぁと震えながら見ていようと思います。
この日は、午後からお友達のピアノの発表会を観に行き、ハルの希望で最後の部が終わる19時半までピアノを聞いていました。
やれやれ疲れたなぁと思ったら、同じ市民会館の中ホールで市の交響楽団が練習していることを知り、「交響楽団の練習聞きたい！」とハルに言われ…。
すぐ帰りたい気持ちを抑えて、練習を聴かせて貰いに行きました。
やはりジュニオケとは全然違う、100倍上手い、ビックリしました。チャイコフスキーの曲、素晴らしかったです。ぜひ定期演奏会にも行きたい。私まで本気で聴き入ってしまいました。
ジュニオケの木管楽器のハナ先生と、オーボエのパートリーダーのアイさんも、クラリネットとオーボエの団員として参加していて格好良かったです。お陰でハルはすっかり夢中になり、「ジュニオケも好きだけど、交響楽団もメッチャ良い！！俺、中学生になったら交響楽団にも入るわ！！」と宣言。
アイさんに「うぉぉぉぉマジですか！！ぜひぜひ！！」と歓迎され、私は（マジですか……）とゲンナリしたのでした。
現在中学生のアイさんは、ジュニオケ、部活、交響楽団と3つ掛け持っていて、家での練習がメチャクチャ大変そうなのです。週末なんて、午前中ジュニオケ、午後部活、夕方から21時まで交響楽団で、絶対大変そう…。好きならやれるのでしょうか。
私はもうこの日だけでさえ、ハルの希望に付き合ったせいで耳が音楽の洪水のよう。しばらくピアノとチャイコフスキーが耳から離れず、なかなか寝付けなかったのでした…。
