猫とジュニオケを見守る日記

ジュニアオーケストラに所属している小5ハル(クラリネット)と小4ユキ(オーボエ)の兄妹観察日記

夏休みラスト、初めてバレエを観た

日曜日、息子の親友の妹ちゃんがバレエの発表会に出るとのことで、ユキを連れて2つ隣の市のホールまで行ってきました~。

私、バレエってちゃんと観たことが無く…。テレビとかでたまに目にするくらいの、縁遠い世界。

ユキは、実写版ディズニー映画の「くるみ割り人形と秘密の王国」が大好きで、バレエはその映画で知りました。トゥシューズとか、ふわっと広がったバレリーナのドレスとかに憧れがあり、一時期はバレエ習いたいと言っていたこともあります。

でもバレエは……。ちょっと敷居が高い気がして、あと明らかにユキはバレエ向きの体型じゃないし、申し訳ないけれど体験にも連れてったことがありません。ピアノとオーケストラで芸術系はもうお腹いっぱいです。

どうしても踊りたいらしいユキは、今週からダンスを始めることになりました。はぁ、新しいことを始めるのは私のほうが億劫だったりして。

代わりにハルとユキはスイミングを辞めることにしました。ハルはバタフライに合格したのでもう未練は無いらしく、ユキも進級してからコースがキツくなり、あんまり行きたくなさそうだったので。スイミングは、親が楽で良かったんだけどなぁ。

スイミングもダンスも市営の安価な教室で、噂ですとダンスは先生もレッスンもゆるめらしい。ゆるくないと私が困ります。発表会は自由参加らしいですが、本当のところは入ってみないと分かりません。

さて、バレエの発表会ですが、これが思っていた以上に良かったです!!

市の公民館でやっている、バレエにしては比較的安価なお教室(お月謝は¥4500)で、てっきりアットホームなゆるい感じの発表会なのかと思っていました。そしたら、一番初めの「コンテンポラリー:羽化」という演技で度肝を抜かれました。

コンテンポラリーというものがそういう演技なのかな?私のイメージするバレエとは全然違い、華やかな衣装でも無いしくるくるターンするわけでも無い。グレーの衣装を着た沢山の女の子たちが、暗い舞台の一筋のスポットライトの中で不思議な動きをする、でも美しくて目が離せない、まさに芸術って感じでした。しょっぱなから涙が出てしまったんですよ〜、不思議…。

もちろん、次の演技からは私のイメージするバレエそのままの、華やかなドレスと優雅な踊りもたくさん観られ、本当に美しくてとても見応えがありました。頭から爪先までキラキラして宝石のような女の子たち、ユキも目を輝かせていましたよ。これは憧れるのも分かる…。

海賊のパドゥドゥという演技では、高校生くらいの男女がペアになって踊っていて、年頃の子たちがあんなにロマンチックに舞えて凄いなぁと思いました。

そういえば演技中、たびたび客席が一斉に拍手をする時があり、あぁなんか難しい技が成功したんだろうかと思いましたが、私には拍手のタイミングは掴めなかったです。観る側もバレエの知識がある方が多いのですね。当たり前か。

発表会に誘ってくれた妹ちゃんは未就学児なので、ベビークラスの子たちの演技で拝見しました。これもまた凄く可愛らしかったです。衣装も可愛くて、音楽も可愛く、つたない動きがまるでお人形のようで。この子たちが、だんだん成長するにつれキッズクラスやジュニアクラスの子たちみたいなバレリーナになっていくのかぁと、しみじみしてしまいました。

二幕目は白雪姫。バレエの劇って、声を出さずに踊りと演技でお話を表現するんですねぇ。初めはユキと、「セリフ無いんだね!?」みたいな感じで顔を見合わせていましたが、すぐ慣れました。妹ちゃんがお花役で出ていて、可愛かったな~!

あと、舞台背景の立派さにもビックリしてしまいました。これはまさか保護者が準備したのだろうか、いや、これだけ立派なら業者依頼…?と悶々。

保護者の方々は皆さん黒子のように全身黒で揃えていて、きっと舞台裏で色々仕事をしているのでしょう。ジュニオケでも、保護者は演奏会では服から靴まで黒で揃えます。スポットライトを浴びる子供のために親が黒子になるのはどこも一緒ですねぇ。

はー、凄く良かった……と、長時間のバレエ鑑賞で若干クラクラしながらロビーに出たら、たくさんの花がテーブルいっぱいに置かれ、「ご自由にお持ちください」の文字が。先生がたくさん頂く花束でしょうか?それともロビーや舞台を飾ったものかな?なんだか分からないけれど、ユキが欲しがったので薔薇などを少し頂きました。しかし我が家は猫が3匹いて飾れないので(葉っぱを食べちゃう)、帰りに私の実家に寄り、飾らせて貰いました。

お花好きなバァバに大変喜ばれたのでした。

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