猫とジュニオケを見守る日記

ジュニアオーケストラに所属している小5ハル(クラリネット)と小4ユキ(オーボエ)の兄妹観察日記

上は現場を分かっていない、でもガンダムみがあるこの仕事は好き

スパイファミリーの映画を家族で観に行った時にですね、劇中で主人公のロイドさんが、「本国は現場を分かっていない」と胸中でつぶやくシーンがありまして……

その通り、上は現場を分かってないんだよ、と深く頷いてしまったのは私だけではないはず…

年が明けて、上からの指示で業務内容に大きな変更があり、我々末端の作業員はヒィヒィ言っております。誰が思いついたのか、年始から物凄く作業量が増えてしまいました。

今までの作業の倍は時間が掛かってしまい、でも結局トラック搬入の時間は変わらないから、ヤバいよ終わってないよ…とアタフタしながらトラックの運転手さんに謝って待って貰っています。

優しい運ちゃんの便はまだ良い、けど怖い人もいます。待たされて明らかに苛ついている強面の運転手さんなど、いかにこちらが図太いおばちゃんたちと言えどもビビるわ。足をダンダンと踏み鳴らしながら舌打ちしないでくれ。怖い。

作業量だけ増やしておいて、作業時間はそのまま、というのはおかしいですね。なら残業を認めて欲しい。しかし残業は絶対NG、ただしサビ残ならOK、みたいなとこに本部の理不尽さが見えます。

全く、上は現場を分かっていない。

こちらは時給ですから、一分だってサービスしたくありません。が、年明けてから定時内に帰れる日は無くなりました。他の学校のパートさんはちゃんと定時で上がってるけども。

ヤバい、仕事&ジュニオケ仲間のサユリさんは非常に合理的な美人なので、パートなのに定時内に帰れずお給料にも反映されない現実により、既に辞めたそうな気配がします。各学校による作業量の不公平さが今までも度々言われてきていましたが、ここへ来て顕著になりました。

私やサユリさんのいる小学校は市内一のマンモス校故に大変忙しく、既に他校のパートの人達から嫌厭されています。あそこにだけは異動辞令が来ませんように、と誰もが願うほど。

毎日慌ただしいけれど意外と楽しいって思っていましたが、年明けからはそうも思えなくなりました。作業量が増えたので、既存の仕事をする時間を捻出するために貴重な休憩時間を犠牲にするはめになってしまった…。余計にこの小学校が嫌がられるようになってしまう。それに、極寒の今でさえ汗をかいてしまうのに、灼熱の真夏は死人が出るのでは無いでしょうか。

やり方が確立したら慣れてくるかなぁ…。

嫌だ嫌だと思いながらも、仲間とあーだこーだやり方を話し合いながら試行錯誤するのはなかなかやり甲斐が無くもない。洗脳でしょうか。

あと、巨大なコンテナをトラックに搬入する際に、前を引っ張る人は必ず声を張り上げて後ろの人に合図をするんですけども、「コンテナ◯番、行きます!」とか、「コンテナ◯番、出ます!」とか。

毎回言いながら思います。私今、最高にガンダムみがあると…。

ミカヅキオーガスガンダムバルバトス、出るよ。」

「スレッタ・マーキュリー、エアリアル、行きます!」

みたいな、出撃する時のセリフっぽいなって、内心ほくそ笑みながらコンテナを引いている。完全に危ない人ですけど、それはひそかな楽しみの1つです。アニオタで良かったあ!

仕事中のひそかな楽しみは他にも色々あり、だから私は肉体労働であるこの仕事が好きだと言えるのです。特に、動くのが億劫になる真冬、極寒の仕事場でも汗をかくほど身体を動かせてお給料も貰えるのは決して悪くないのだ、と自分に言い聞かせてみる…。

にほんブログ村 子育てブログへ
にほんブログ村