猫とジュニオケを見守る日記

ジュニアオーケストラに所属している小5ハル(クラリネット)と小4ユキ(オーボエ)の兄妹観察日記

オーボエ難しい!大泣きした娘

今日はお天気が荒れていますね…

こんな日に限って習い事ハシゴ、道路が冠水しているタイミングで送迎だったので怖かったです。

疲れて帰ってきて私が床に座ると、スタタタと一目散に駆けてきて膝に乗るマロ、いとかわゆし。今日はもう何があっても家から出たくありません。

 

先週のジュニアオーケストラの練習でのこと。「主よ人の望みの喜びよ」の譜読み音出しを、21期生の管楽器の子たちだけでやってみました。

ハルとユキはセカンドパート、旋律自体は簡単なのですが、初心者組は音を出すので精一杯なので難しいです。

それでも、金管楽器のホルンとトロンボーンの女の子たちは8小節ぐらい2人で合わせられていました。

ハルも、3時間くらい掛かりましたけど、何とか8小節吹けるようになりましたが…

ユキは、2小節目に出てくる低いレが出せないのでした。

レは楽譜に結構出てくるため、ユキは先に進まずに低音の練習からすることに。

周りの子たちの譜読み練習が聞こえる中で、自分だけひたすら音階練習をするのは焦りも恥ずかしさもありしんどかったでしょう。

全然焦る事でもないし、全く恥ずかしくもないんですけどね…

だって、オーボエ絶対難しいですもん。

運指が…

小さな手には厳しいのです。

けれど、やっている内に不貞腐れモードみたいになってしまって、レを出そうとしても音を出す前に「出ない…無理…」と諦めてしまうユキの姿を見て私はもどかしく思ってしまいました。

「なんですぐ諦めちゃうの?間違えても外してもいいから頑張って練習しなよ」

と私が言った途端、ユキの目からみるみる涙が出てきてしまいました。

ハルを教えていたハナ先生がやってきて、

「おや、泣けるほど悔しいなんて本気じゃないの。真剣に取り組んでくれてるからだね。よし、ユキはちょっと休憩してリラックスしよう!」

と声を掛けてくれました。

ユキは精一杯頑張っていたところだったのに、私が頑張って練習しなよなんて声かけをしたのが不味かったのです。

親なんて所詮見てるだけなのにね。

ユキにお茶を飲ませ、涙を拭き、次は先生と一緒に音出し。

「ミまでは一発で出るようになったね!覚えてるよ、ちょっと前まではミが出せなくて苦労してたでしょう。ミが出せるようになったんだからレも出るようになる!でもね、それは別に今日じゃなくても良いの。ユキにはたくさんの時間がある、だから焦るな」

ハナ先生が声を掛けてくれます。

それでも、「主よ」の楽譜を進めたくて、レを出そうとするユキ。

音を出しながら、また涙が溢れ、ついでに鼻水も溢れ、見かねた役員さんが「ハナ先生、ユキちゃんそろそろ終わりにしたら…?」とそっと声を掛けてきました。

「そうだね、ユキ、どうする?終わりにしようか?」とハナ先生が聞くと、泣きながら首を振り吹き続けます。それでもそんな状態で良い音が出るはずもなく、しまいにはオーボエを口から離し嗚咽を上げて泣き出してしまいました。

「おお、凄いね!悔し泣きするほどの気合いが!」

「ユキちゃん…凄い頑張ってる…」

ハナ先生と役員ママさんが感心してくれましたが、私には意地を張った末に癇癪泣きをしていた幼児期のユキの再来に見えました…。

 

その日はそんな感じで終わったのですけれども、帰り道にて道の駅のアイスをユキからねだられ、落花生ジェラートを食べる頃にはニッコリ笑顔。

「これでおウチでも練習頑張れるよ!」

オーボエが嫌になってたらどうしようと少し心配していたので、そんな事は無さそうで良かったです。

 

その日の夜、ジュニオケのママさんとLINEをしていて、「ユキちゃんには、焦らず、ゆっくり、出来ることから、楽しみながら楽器と仲良くなって欲しいです。私自身、家での練習の時など娘を追い詰めるような声掛けをしてしまったことがあり、もっと楽しくやらせてあげれば良かったと今は後悔しています」という言葉を頂きました。

全くその通り…

それ以来、何も分からない私が余計なことを言うのは一切辞めようと心に決め、この一週間の自主練習ではとにかく褒めることを心掛けています。

ユキがオーボエを好きでいてくれれば、それが一番大事ですね。

 

 

 

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