先週土曜日のジュニアオーケストラの練習日、ハルのクラリネットのマウスピースを変えて貰いました。
お高いマウスピースを購入せずに済んで良かった…とホッとしていましたら、ハナ先生よりお話が。
「お母さん、言いにくいんだけどね、ユキのリードのこと。団では、月に一本ずつしか支給してくれないのよ。本来オーボエのリードは2週間保つかどうかってとこなのにね。まして、練習頑張れば頑張るほど、一週間とかで欠けてしまうからね」
そう、ユキのリードは常に替えが無く、支給された一本を繰り返し使うので、すぐに割れてしまうのです。
まして初心者。咥え方もまだまだだし…
割れたり欠けたりしたリードは本当に音が出しづらいよう。
でも私はそれを知らなくて、指でちゃんと押さえられてないのか息の入れ方が違うのか…とユキに試行錯誤ばかりさせ、要らない苦労をさせてしまっていました。
新しいリードに変わった瞬間、嘘のように出なかった音が出たのです。
低いレが出なくて泣いていた子が、低いドまで出たよ。ビックリ…。
「お家でもたくさん練習してくれているし、本来リードは3本くらいを交代で使っていくほうが良いんだ。だから…ね…」
ハナ先生の申し訳なさそうな表情。
ユキが気持ちよく練習が出来るよう、オーボエのリードを家でも購入して欲しいということです。
はぁ…
オーボエのリードってなぜあんなに高いのでしょうか。
一本が3000円するのです。
どんなに上手な奏者でも最低月に2本は新しくしなければならないし、オーボエを吹き続ける限りはリード代が月に6000円は掛かってしまう。
奏者が少ないわけだよ。
金管楽器なんてそんなコスト掛からないのに!
クラリネットの方はリードを箱で支給してくれるのに!
オーボエにそんな罠があったなんて…
しかし、ユキの健やかな成長のためには仕方ないコストかもしれません。
私の微々たるパート代がオーボエに吸い取られるイメージです。
だから、プロのオーボエ奏者はリードを自作している人が多いそう。思わず夫と調べてしまいました。ケーンで購入して自分で削る方がずっと安いみたいだけど…果たして素人がモノになるリードを作れるようになるまでどのくらい掛かるのでしょうか。まともに作れるようになる頃にはユキがオケを卒団しているかもしれません…。
ハナ先生が、「こういうのもあるよ」と見せてくれたのが、レジュールというプラスチック製のリード。
こちらは葦のリードよりはるかに耐久性が高く、何ヶ月も使えて水に濡らす必要もない優れもの。
こちらは2万円。
コスパは良いのです。でもやっぱり高いな…。
ハナ先生がユキに貸して下さり、吹いてみたら音は出るのですが、葦のリードより重く感じて疲れるらしいです。
「これじゃないほうがいい…」と、しばらく吹いてからユキに言われてしまいました。
ハナ先生からは、「レジュールは疲れる分鍛錬に良いし、普段の練習でレジュールとリードと交代で使っても良いかもしれない」と言われましたが…。
せっかく2万出して買ったレジュールを嫌がられて使ってくれなかったらショックが大きいかも…。
ユキさえ良ければレジュールを買うんだけどな。
とりあえずは先生オススメのルボアというお店でリードを2本くらい買って、ついでに楽天で見つけた竹素材の安価なオーボエリードも試してみることにしましょう。
竹素材のほうは5本で5000円くらい、吹いて試せる訳でも無いし、安物買いの銭失いになるかもしれませんが…
どんなもんかお試しです。
ユキがオーボエともっと仲良くなれるよう、私も頑張らないと…。