8歳のユキは小3で、基本的に学校は嫌いです。
一年生、二年生共に宿題が凄く多い先生に当たり、「私は運が悪い…」とぶつぶつ言うことが多々。
漢字や計算の宿題の量が物凄かったお陰で、宿題以外の家庭学習0なユキが人並みの成績を維持出来ていたのだと思います。(公文とか通信教材とか塾の宿題がある子たちはさぞかし大変だったと思う)
やたら字の書き方に厳しい先生たちだったため、今ユキの字がとても綺麗なのも、私から見ると有り難いことです。
宿題が多いのは子供は大変でしょうが、大変良くやって下さっていた先生方でした。
ですが、4年のハルはずーっと宿題が少ない先生に当たっているため、それを凄く羨ましく思っていたユキ。
「3年生では宿題が少ない先生に当たりますように」とよく口にしていました。
で、3年生になって当たった担任の先生は、ユキにとって初めての若い男性の先生。
宿題の量、もの凄ーく多かった……。
この時点でユキはガッカリです。
そして、若い男性の先生に私が抱いていたイメージと、ユキの担任の先生は少し違った模様。
ユキの話を聞く限り、大変神経質でマイルールが細かく厳しいようなのです。
家庭訪問でお話した感じでは、気が弱そうな雰囲気で頭の良さそうな好青年な感じで、冷たい印象はありませんでした。
ユキのことで心配な点を話すとちゃんとメモを取って真剣に聞いてくれて、むしろ印象は良かったかも。
子供の言うことなので100%真に受けていた訳では無いのですが、毎日毎日学校に行きたくない、先生が怖い、声が冷たいし笑わないし話しかけたくない、と言うユキ。
さすがに気になりました。
夫婦で話し合い、授業参観ではユキのクラスは夫に見てもらったのですが、夫が驚くほど授業の仕方が独特。
まぁ、授業のやり方は先生それぞれなのでまだ良いです。
先生の字がハルよりも下手くそらしいんですけど、それもまぁ個人差なので良いです。
とにかく、ユキが毎日担任の先生が怖い、行きたくないと言うのは困りました。先生ご本人に相談もしづらいし。
でも、学校の先生なんて色々な方がいますし、全部の先生が合う人な訳がない、相性の悪い先生もいるし、それでも折り合いをつけて一年過ごさなければいけない時もある…
とはいえ、これが本当に深刻なユキのSOSだったら?親はどうすれば良いかな?
…と、色々悩んでいた時期、ちょうど5月の半ば、突然先生が学校に来なくなりました。
最初は、インフルエンザかな?と思っていましたが、一週間が過ぎ、10日が過ぎ…
先生のお休みが続いているので、さすがにおかしいなと。
今日になり、ユキのクラスの担任変更について緊急保護者会が開かれることになったのです。
急な開催で、18時からという忙しい時間帯でしたが、さすがに我が子のクラスのこと、出席率が高かったです。
管理職の方々が勢揃いし、担任の先生のお休み理由についてと今後の担任についての説明。
先生は、適応障害ということで就業にドクターストップが掛かったようです。
子供たちにはそれを知らせないよう体調不良と伝えることで統一するよう言われました。
(別に隠す必要もない気がするけれど)
多分不眠や食欲不振など色々ご苦労されているだろうな、と想像できます。
残された先生方も大変でしょう。
ユキのクラスは、当面の間教務主任が見ていくことになりました。
さぞ激務でしょう…
ただでさえ教務って大変なのに。
夏休み明けからはまた人員が変わるかもしれないそうです。
ちょうど今時期から音楽祭や運動会や色々行事があるのに、担任が安定しないというのはなんだか可哀想だな。
でも、そう思うのは大人だけで、案外子供たちは与えられた環境を素直に受け入れてたくましくやっていくかもしれません。
とりあえずユキは、クラスに入ってくれている教務主任のことが大好きで、以前より安心して学校に行っています。
お休みしてる担任の先生、ご病気だから治さなきゃいけないの、だから担任じゃなくなるみたいよ〜と伝えたら、驚いて心配はしていましたが(一応)、悲しんではいないよう。
あまり学校を嫌わずに、折り合いをつけてこれからも通っていって欲しいものです。楽しいこともちゃんとあるみたいですし。
それにしても、心の風邪は本当に怖い……